「こくごの時間」
雁須磨子さんの新刊読了。
国語の教科書に載っていた作品をベースに描く8つの物語。
雁須磨子さんは作品の中の言葉の選び方やか使い方が秀逸で、
「雁須磨子×国語」というだけでテンションが上がってしまいますよ!
ベースにされた作品はわあなつかしい!と思うものもあれば、
教科書が違って初見の作品もあった。
私はどこの出版社の教科書だったかな~?あとでググろう。
読んでみて、昔習ったあれこれを思い出したり、
また新しい発見があってハッとさせられたりして、
普段の生活の中で鈍感になってしまって
すっかり忘れてしまっているような
繊細で柔らかい雰囲気がとても素敵でした。
特に「言葉の力」の少年少女にきゅん!として、
「山月記」の「トラがいい~」の下りにぐっと来た。
もう一度教科書が読みたくなってきた。
そういえばもうすぐ新年度、新しい教科書の季節ですね。
子供が新しい教科書をもらってきたら、
名前を書くついでにぱらぱらっと読ませてもらおう。