吉池マスコ「藤原征爾君追悼特集に寄せて」

積読消化中。

こちらも作家買いですよ！

げらげら笑えるギャグからしっとりシリアスまで

濃厚エロスと共にがっつり読ませてくれる大好きな作家さんです。

そんな吉池マスコさんの新作。

思わず「タイトル、長っ！」と思ってしまいました。

タイトルを見て分かるとおり死に別れ、

そして表紙の２人+受の三角関係のお話です。

しかし死の場面にありがちな涙涙の愁嘆場はなく、

三角関係のドロドロとした修羅場も一切なくて、

だからこそ一層、哀しさが引き立つような

非常に切なく優しいお話でした。

亡くした人をいつまでもいつまでも想って余生を独りで過ごすお話も素敵だけど、

その心の傷を理解してくれる人と共に生きていく展開もとてもいいなあ、

と、思いました。

しかし、吉池さんの描くちょっとやさぐれてるけど優しくて

フェロモンむんむんな攻さんは本当に良いものですね！

みたものきろく。