岡田屋鉄蔵「無尽」
積読消化中~
こちらも作家買い!
幕臣・隻腕の美剣士・伊庭八郎の物語第一巻。
のっけから迫力の血みどろ斬り合いシーンからグッと心を鷲掴みされたところで
舞台はいわゆる「幕末」のちょっと前ののどかな江戸へ。
病弱でコンプレックスを抱えた少年・八郎が
町人・鎌吉をはじめとすると人々と出会い
健やかに成長していく第一巻。
お寿司をもぐもぐ食べる姿や友を得てニコニコしている姿は
天衣無縫で無邪気そのものの八郎少年。
また、ひょんな事で八郎の一の子分になった町人・鎌吉や
兄弟子の中根さんや友人・本山小太郎、そして道場の当主である父、と
八郎の周りにいる男性たちもまあ気持ちの良い快男子揃いです。
彼らが幕末の動乱の中何を経験して物語冒頭に繋がっていくのか、
続きがとても楽しみです!