「おんなのことば」
年が改まると無性に読みたくなる一冊。
高校の時だったか「わたしが一番きれいだったとき」を習って以来
大好きな詩人・茨木のり子さん。
この本は詩集6冊から35編を選んだアンソロジーで、
我が家の本棚のいつでも手に取れるところに置いてあります。
好きな詩がさっと読めるのが良い。
年が改まる前後のスケジュール帳を新調する時期に必ず開いて、
「自分の感受性くらい」を書き写すのがここ数年の恒例行事になっています。
日々のあれこれに追われと摩耗して、ぱさぱさに乾いて
気難しくなって苛立つことも多い毎日ですが、
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
の一言に喝を入れてもらい、初心を思い出すようにしてますよ。
今年も頑張ろう。(もう2月半ばだけど・・・)
余談ですが、我が家のよちよち歩きの乳女児が何故かこの本をいたく気に入り、
気が付くと両手に持って歩きまわってます・・・
はっと目を引く鮮やかなピンク色の表紙で
文庫サイズのハードカバーだから持ちやすい様子。
彼女がこの本の本当の良さに気付くまであと何年くらいかかるのかな。